6月にジャニーズ事務所の残留を決めた中居正広(44)が、好感度の高さとジャニーズ内での地位を向上させていく様子を一部メディアが伝えている。


SMAP解散後も中居は安定した活躍を見せており、CMやバラエティ番組の司会業を中心に露出が続いている。今やその功績から、次期“幹部候補生”との声もあがっているという。しかしその一方で、昨年のSMAP騒動時にいち早くジャニーズ残留を決めた木村拓哉(44)は、この状況をどうやら不満に感じているようだ。

「木村はSMAP解散後俳優をメインに活動していいますが、不調が続いています。主演映画『無限の住人』は大コケしたほか、一部で内定していたと言われていた月9ドラマの主演も、最終決定が出ない状態。ファンの間からも心配する声が上がっています」(芸能記者)

木村は、来年公開予定の映画『検察側の罪人』で嵐の二宮和也(34)との共演が決定した際も、二宮のファンから「ニノの人気に便乗している」とのバッシングを受けている。こうした状況において、ジャニーズ内でも冷遇される事態に見舞われているという。

「自ら率先してジャニーズへの忠誠を示した木村ですが、中居の残留決定によって事務所内でのポジションは大きく変化しました。これまでは幹部候補生の一人として名前が上がっていましたが、その地位も中居に奪われつつある。木村本人としても面白くないのでしょうが、もはや事務所がそのような方針を打ち立てようとしているとの話もある」(芸能記者)

ドラマで一時代を築き「キムタクブランド」を確立した木村だが、何かしらの“結果”を出さない限り、その地位は低下する一方なのかもしれない。

またこの状況に不満を感じているのは、木村だけではないようだ。

■妻の工藤静香も同意の“ある計画”

「妻である工藤静香(47)は歯がゆい気持ちでこの状況を見ているでしょう。当初中居は退所メンバーたちを追うかたちで、しばらくたってからジャニーズ事務所を退所するということが囁かれていました。しかし、日に日に中居のポジションは上昇していく一方です。本来ならば木村がつくべきであったポストも、中居が持って行くのではないかとも噂されており、ジャニーズ残留を進言した工藤からすると『こんなはずでは』という思いが強いのではないでしょうか」(前出・芸能記者)

しかし一部では、いまだに中居が独立したメンバー達と合流する説は消えていないという声もある。そして木村を囲い込むかたちで、新たなプランが持ち上がっているという。

「退所組は元チーフマネージャーであるI氏のもとで、マネジメントされるという話が浮上しています。直接I氏が担当するのではなく、これまでも交流のあった大手芸能事務所が請け負うとも言われている。現在事務所内で地位が低下している木村と、安定性を重視する工藤のスキに入り込み、中居サイドが再び木村に独立案を持ちかけるのではとの見方もあります」(前同)

I氏のマネジメントプランでは、SMAPの元メンバーたちをアジア圏で活躍させる計画もあると言われている。もはや窮地に立たされている木村にとっては、渡りに船なのかもしれない。