嵐の櫻井翔が高校の新任校長役で主役を務めるドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)。10月14日の初回視聴率は10.1%と二桁の大台をクリアした。この数字には「さすが嵐」との声がある一方で、関係者からは厳しい評価も下されているという。テレビ誌のライターがささやく。
「この土曜22時枠では7月期の錦戸亮『ウチの夫は仕事ができない』が初回11.2%、4月期の亀梨和也『ボク、運命の人です。』は同12.0%をマークしています。つまり櫻井は、後輩である関ジャニ∞の錦戸や、KAT-TUNの亀梨に負けてしまったのです。櫻井がレギュラー出演している『NEWS ZERO』では報道番組にも関わらず『先に生まれただけの僕』の番宣を行なうなど、局としては亀梨超えを期待していたはずですが、まさかの結果に終わりました」

あえて櫻井の弁護をすると、共演女優の顔ぶれに差があったことは否めない。錦戸のドラマでは大活躍中の松岡茉優が妻役で出演し、亀梨は木村文乃や菜々緒といった旬の女優に恵まれていたのに対し、櫻井の共演相手は人気が一段落した蒼井優。とはいえ、天下の嵐が後輩に負けたという事実は、櫻井の肩に重くのしかかるのではないだろうか。

「櫻井は決して数字を持っていない俳優ではありません。11年10月期の『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)では平均15.9%、13年4月期の『家族ゲーム』(同)でも同13.0%をマークしています。ただ今作は4年ぶりの連ドラ主演で、間が空きすぎてしまった影響も可能性としてありますね。せっかくニュースキャスターという文化人枠が定着したのに、ここでドラマ主演に欲を出したことが今後どう転ぶのか」(前出・テレビ誌ライター)

なお錦戸と亀梨の出演ドラマは、第2話以降、一度も二桁視聴率をマークすることがなかった。それゆえ櫻井にとっては第2話の数字が試金石になるのかもしれない。