11月28日19時から、4時間の生放送で『ベストアーティスト2017』(日本テレビ系)が放送される。今年はジャニーズからTOKIO、嵐、NEWS、関ジャニ∞、亀と山P、中丸雄一&SixTONES,Snow Man、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、ジャニーズWESTの9組が出演。総合司会を9年連続で務めるのは嵐・櫻井翔ということもあり、ジャニーズファンにとっては見逃せない番組だ。今回は、そんな『ベストアーティスト2017』におけるジャニーズグループの見どころについて改めて考えてみたい。

■普段は見られないコラボレーション「みんな踊れる!振り付けソング50年メドレー」

 2017年の見どころのひとつは、何と言っても「みんな踊れる!振り付けソング50年メドレー」ではないだろうか。このコーナーにはジャニーズグループも多く出演し、様々なアーティストとコラボする。そのラインナップを振り返ってみよう。

・嵐×乃木坂46「A・RA・SHI」・NEWS×RADIO FISH「PERFECT HUMAN」・関ジャニ∞×堺正章「バン・バン・バン」・修二と彰×Hey! Say! JUMP「青春アミーゴ」・Sexy Zone×モーニング娘。’17「LOVEマシーン」・ジャニーズWEST×荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」

 こう見ると、それぞれのコラボには親和性があるように思う。例えばNEWS×RADIO FISH。小山慶一郎によるラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送)で度々お笑い芸人の話が上がったり、ネタ見せ番組『ネタパレ』(フジテレビ系)にメンバーの増田貴久がレギュラー出演をしていたりと、何かと流行りの芸人に精通している印象のNEWS。オリエンタルラジオ率いるRADIO FISHダンスも、全力でパフォーマンスしてくれそうだ。関ジャニ∞がコラボするのは、グループサウンズの中でも一際人気を博した元ザ・スパイダースの堺正章。ザ・スパイダースはコミカルな要素があるバンドだったが、演奏技術はお墨付き。関ジャニ∞と何処か通ずるものがある。今回のコラボでは、関ジャニ∞の演奏で歌って踊る堺正章とメンバーの姿が見られたら嬉しい。そして、亀梨和也(KAT-TUN)と山下智久のユニット・修二と彰とコラボするのは今年10周年を迎えて勢いに乗っているHey! Say! JUMP。修二と彰が誕生したドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)には、Hey! Say! JUMPの中島裕翔が亀梨和也演じる桐谷修二の弟役として出演していた。かつての兄弟はパフォーマンスを通してどんな連携を見せてくれるのかにも注目したい。

■普段見えない魅力が見える、スペシャルパフォーマンス

 「みんな踊れる!振り付けソング50年メドレー」以外にも、それぞれのジャニーズグループたちがパフォーマンスを行なう。その中には、『ベストアーティスト2017』でしか見られないスペシャルパフォーマンスもある。11月27日現在詳細が発表されているのはTOKIO、嵐、亀と山P、ジャニーズWESTの4組だ。

 TOKIOは長瀬智也が作詞作曲を手掛けたロックバラード「クモ」を披露。長瀬がかつて「曲作りは米作りに近い」と発言したことを象徴するかのように、新宿DASHの屋上ベース基地から生ライブをする。彼らが手塩にかけて作り上げた屋上ベース基地で、大切に作った曲が聴けるのは嬉しいものだ。嵐は恒例となりつつあるスペシャルメドレーで「I’ll be there」と「Doors ~勇気の軌跡~」を披露。今年も魅力的なパフォーマンスを披露してくれるだろう。また、12年ぶりに“黄金コンビ”として復活した亀梨、山下による亀と山Pが「背中越しのチャンス」の“ボク運ダンス”を会場の観客3700人と踊ったり、ジャニーズWESTが「日本高校ダンス部選手権」で優勝した同志社香里高等学校ダンス部と「おーさか☆愛・EYE・哀」を踊るなど、大人数で見せるパフォーマンスにも注目だ。オリジナリティ溢れる『ベストアーティスト2017』ならではのステージから、普段は見られない彼らの新しい顔が見えてくるかもしれない。

 その他にも、KAT-TUN・中丸雄一がジャニーズJr.のSixTONES、Snow Manと共に、それぞれ「Real Face」と「RESCUE」をパフォーマンスする。ジャニーズファンにとってはたまらないパフォーマンスがたっぷり堪能できる『ベストアーティスト2017』。今夜19時から4時間、テレビの前から離れられなさそうだ。