記事によると、今回はもともと有働アナ一人だけの降板だったものが、事前に知らせられていなかった井ノ原が新聞記事で降板の事実を知り「寝耳に水だ」と激怒。すったもんだの挙句、井ノ原も一緒のタイミングで降板することになったという。さらにNHKでは元SMAPの「新しい地図」組を起用し続けており、それもジャニーズ側の不興を買い、紅白歌合戦からジャニーズ勢を引き上げるという強硬手段に出る可能性もあり得るというのだ。

「紅白歌合戦におけるNHKとジャニーズとの蜜月関係は広く知られるところ。ジャニーズ勢は例年、5つほどの出場枠を持ち、昨年末もHey！Say！JUMPが初出場を果たしました。さらにここ数年は白組司会を嵐のメンバーで持ち回りしており、もしジャニーズが紅白撤退となったら、番組は大幅な見直しを迫られるでしょう」（芸能ライター）

実際にそんな事態になればファンの悲嘆はいかばかりか…と思いきや、一部ジャニーズファンは「紅白卒業」を大歓迎するという見方もある。

「大晦日には毎年恒例の『ジャニーズカウントダウンライブ』（通称カウコン）が東京ドームで開催されます。カウコンは23時開演で終演は翌1時ごろとなっており、紅白出場グループにはカウコンの前半に参加することが不可能なメンバーも。しかも昨年は白組司会を務めた嵐・二宮和也が、一昨年には同じく相葉雅紀がカウコン自体を欠席することになりました。それゆえファンの間では『紅白不要論』すら出ているのです。そもそも超プラチナチケットの紅白よりは、まだカウコンのほうがチケットに当選する確率も高いですし、メンバーを生で観たいファンにとってはカウコンに注力してほしいというのが本音でしょう」（前出・芸能ライター）

ただ、カウコンに足を運ぶことのできない地方在住のファンにとっては、全国に生中継される紅白歌合戦に出場してほしいという意見が圧倒的だろう。どうやらジャニーズ勢は紅白に出ても出なくても、すべてのファンを満足させることは難しいようだ。